米SNS大手フェイスブックも以前、「ゼロ・レーティング」と呼ばれるデータ通信量の一部無料化を含む、アプリ・キュレーション戦略を試みたが、インドなどで厳しい反対に直面し、頓挫した。
これまで、スマホメーカーの大半は、最新版のアンドロイドを安価な端末に搭載し出荷することを避けてきた。だが、サマット氏は、アンドロイドGoの登場を機に、パートナーである端末メーカーは納得してこうした方針を変更するだろうと語る。
グーグルは以前、エントリーモデルの端末への取り組みとして、「アンドロイド・ワン」計画を開始。価格が約100ドル(約1万1000円)以下の端末に対し、アンドロイドの最新OSに一定期間アップデートが行われるサービスを提供した。
だが、メーカーは端末を販売するだけでは十分に利益を生み出すことができず、インドなどの主要市場では軌道に乗らなかった。サマット氏はインタビューで、100ドル以下の端末へのこれまでの取り組みは断念したが、アンドロイド・ワン計画は今後も継続すると述べた。(ブルームバーグ Mark Bergen)