
システム問題で分裂リスクが高まるビットコイン(ブルームバーグ)【拡大】
仮想通貨ビットコインに新たな問題が浮上している。舞台裏で過去2年ほどシステム作りに重要な役割を果たしてきた複数の専門家集団が、今月下旬から2つの対立するソフトウエア更新を行う予定で、これによりビットコインが分裂するリスクが高まっているからだ。分裂ともなれば、410億ドル(約4兆6400億円)の市場が荒れるのは必至で、関係者は警戒感を募らせている。
85%が同意も…
ビットコインをサイバー攻撃から守るため、デジタル台帳であるブロックチェーン上の情報量には上限がある。そのため、取引量の増加に伴い処理にかかる時間や手数料がかさみ、円滑な決済が妨げられている。
この問題の解決法をめぐる争いこそ今回の分裂リスクの原因ともいえる。ビットコインの取引を監視しブロックチェーンを支える「採掘者」(マイナー)が情報量の上限引き上げを求める一方で、ビットコインのソフトウエア開発者グループ「コア」は、一部データをメインネットワークの外部で管理すべきだと主張している。後者が掲げる技術「セグウィット(SEGWIT)」が実現すれば採掘者の手数料が減少する恐れがあるため、対立は必然的に生じた。