【ニュース解説】《AIスピーカー》スマホも時代遅れ? 市場拡大で競争熾烈 (3/4ページ)

米グーグルのAI搭載スピーカー「グーグルホーム」(AP=共同)
米グーグルのAI搭載スピーカー「グーグルホーム」(AP=共同)【拡大】

 正式版は今秋発売予定で、先行版は音楽再生や天気予報など機能が限定されているが、ラインは「社運を賭ける」(枡田淳取締役)意気込みだ。

 通信キャリアではNTTドコモもAIスピーカーを開発し、ソフトバンクはロボット開発ベンチャーと提携して年内に発売する。電機ではシャープやソニーも参入を計画している。

 AIスピーカーが産業界で広く注目を集めるのは、あらゆるものがネットワークにつながる「モノのインターネット(IoT)」のプラットフォームになり、ライフスタイルを一変する可能性があるためだ。KDDIはグーグルと組んで物販サービスへの展開を模索し、NTTグループはトヨタ自動車などメーカーへの展開を狙っている。

乗り越えるべき課題も山積

 ただ、精度は日進月歩で高まっているとはいえ、まだ「聞き間違え」をしたり、AIスピーカーも完璧な存在にはなっていない。日本など非英語圏の国では言語の多様さも普及の壁になる。

 携帯音楽プレーヤーのように音楽再生には向いていても、「公共の場所や静かな部屋で情報を検索するには、マナーの問題もあるし、まだスマホの方が使い勝手がいい」(ITアナリスト)との指摘もある。

官民挙げての取り組みが必要

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