EV需要急増で高騰、コバルトめぐり競争激化 自動車メーカーは“コンゴの市場支配”懸念 (1/3ページ)

グレンコアが出資している、コンゴ(旧ザイール)・ムタンダの銅コバルト鉱山(ブルームバーグ)
グレンコアが出資している、コンゴ(旧ザイール)・ムタンダの銅コバルト鉱山(ブルームバーグ)【拡大】

 電気自動車(EV)市場が急成長する中、電池の原料となるコバルトの供給をめぐって競争が激化している。コバルト生産の中心であるスイスの資源大手グレンコアやコンゴ(旧ザイール)にとっては、新たな争いが始まった格好だ。グレンコアは世界全体の供給量の3分の1近くを生産しており、世界のコバルト埋蔵量の65%をコンゴが占める。

 不足量3倍の観測

 昨年、コバルト価格が2倍以上に跳ね上がったのを受けて、オーストラリアや米国、カナダなど各地で採掘事業が開始された。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの分析によると、電池ブームを背景にコバルト需要は2030年までに30倍以上に増加する見通し。

 世界規模の新たなコバルト生産事業への出資者の中には、鉱業業界の大物、ロバート・フリードランド氏らがいる。同氏が出資する豪クリーンテクはシドニーの西方約350キロメートルでコバルトやニッケルなどを生産する6億8000万ドル(約742億4400万円)規模の事業を進めている。

 同社のサム・リガール最高経営責任者(CEO)は「コンゴの市場支配力は電池メーカーや自動車メーカーにとって懸念材料だ。これらのメーカーがアフリカ以外の供給源を求めていることから、需要増加に対応した動きは今後コンゴ以外でも生まれるはずだ」と話す。

EV時代到来でコバルト産業はかつてない成長期に突入

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