新路線「オーガニック菓子」に追い風 (1/3ページ)

 電子商取引大手の米アマゾン・コムによる自然食品スーパーマーケットチェーンの米ホールフーズ・マーケットの買収を受け、オーガニック食品への関心が高まっている。このことは、「ドリトス」や「ファニオン」などの商品で知られるスナック菓子大手フリトレーにとって追い風となりそうだ。同社は、主力商品の“オーガニック版”の展開に力を注いでいる。

 ◆アマゾンで取り扱い

 米飲料・食品会社ペプシコの子会社である同社は、「レイズ」や「チートス」など11種類の主力ブランドについて、食品添加物を使用しないタイプを登場させている。狙いは従来のスナック菓子売り場から脱却し、オーガニック食品店に進出することだ。「シンプリー」シリーズとして展開されているこの商品群は、ホールフーズで販売されるための基準を全て満たしていると、ペプシコのスナック部門の研究開発を統括するジョナサン・マッキンタイア氏は話す。

 これはフリトレー商品に健康に良いイメージを持たせる取り組みの一環であり、鮮やかなオレンジ色のチーズスナックで有名な同社にとっては一大事業だ。マッキンタイア氏によれば、今や自然派食品は食品業界にとって最大の成長源であり、フリトレーは新規顧客開拓と客単価向上を目指してオーガニック食品の購入客に狙いを定めている。

 アマゾンがスーパー業界に侵攻しようとする中、ホールフーズで足場を固める必要性も増してきている。アマゾンはホールフーズを足掛かりに食品配送事業を本格展開し、オンラインと実店舗の融合戦略や値下げ攻勢によって市場シェア獲得を目指す考えだ。だがホールフーズの大きな魅力は一貫して健康的な食品を提供するという信頼性にある。

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