菅官房長官 希望の党の消費増税凍結方針を批判 「どう変わったか、まったく不透明」 

記者会見する菅官房長官=6日午前、首相官邸
記者会見する菅官房長官=6日午前、首相官邸【拡大】

 菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、消費税の10%への引き上げ凍結をうたった希望の党の衆院選公約に関し、希望の党の公認候補となった民進党前職らが消費増税を主張してきた経緯に言及し「どのようにして希望の党の中で政策を論議して変わったか。まったく不透明だと国民は思うのではないか」と批判した。

 その上で「財源なくして大胆な改革を進めるような無責任な議論にくみすることはできない。景気にも目配せし、消費税の引き上げが可能な経済状況をつくるために経済運営に万全を期していきたい」と述べた。

 また、小池氏が選挙結果を踏まえて首相指名候補を判断する考えを示している状況については「政権獲得を目指すという政党の代表が選挙にも出ず、誰を首相にしたいのかが分からないままで投票せよというのは、極めて国民の皆さんにとってわかりにくい」と指摘した。