大人気サバイバルゲームに“死刑宣告” 中国の協会「社会の規範から逸脱」 (1/2ページ)

 世界一ホットなビデオゲームが世界最大級の中国市場から締め出される見通しになった。

 中国オーディオ・ビデオ・デジタル出版協会は1日までに、今年大ヒットし、世界セールスが1300万本を突破した「プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ(PUBG)」について、「中国での販売には暴力的過ぎる」と発表した。殺し合いを繰り返すこのゲームは血なまぐさく、社会の規範から逸脱しており、若い消費者に有害だとの主張だ。

 同協会が発表前に国家新聞出版広電総局(国家版権局)と協議していたことを踏まえると、PUBGが中国で正式にライセンスを得る可能性は極めて低くなった。

 国家版権局は事実上、中国本土での全てのコンテンツのライセンスを管理しており、これまでに「ボージャック・ホースマン」や「ビッグバンセオリー」といったテレビシリーズを禁止した。

 PUBGの世界観は共産党大会で権限を強めた習近平総書記(国家主席)が呼び掛けた結束に反している。

 上海のコンサルティング会社パシフィック・エポックのアナリスト、ベンジャミン・ウー氏は「基本的に中国でのPUBGへの死刑宣告だ。中国で説かれていることとPUBGの基調となるイデオロギーが衝突しているというのがこのゲームの大きな問題だ」と述べる。

中国当局、定期的に取り締まり