【ニュース解説】《アクセル踏むEV》開発競争加速、再編の呼び水に 各国も後押し (5/5ページ)

「広州国際モーターショー」で披露されたトヨタ自動車のEVのコンセプトカー=17日、中国・広州(共同)
「広州国際モーターショー」で披露されたトヨタ自動車のEVのコンセプトカー=17日、中国・広州(共同)【拡大】

  • フォルクスワーゲンが日本市場に投入する電気自動車「e-ゴルフ」=6日、東京都江東区
  • 日産自動車の電気自動車「リーフ」の新型モデル=9月6日、千葉市美浜区

 10分程度で充電が完了するFCVと比べ、EVは急速充電でも通常30分以上かかる。今後EVが普及すればするほど、高速道路のサービスエリアなどで充電待ちの車が列をなす心配がないとはいえない。

 リチウムイオン電池の性能は日進月歩で、異常発火などのリスクは以前よりは目立たない。だが、EVがより社会で普及すれば、想定外の事態も含め一層の安全強化が求められる。

 《編集長メモ》活気づくEV業界だが、気がかりなのは日本の出遅れ感が目立つこと。欧州などは、EV購入時に25%の付加価値税(消費税に相当)を免除する税制優遇が市場拡大に結びついている。お隣の中国もガソリン車では日米欧の後塵を拝してきたが、お得意の国家ぐるみでEV普及に乗り出せば侮れない。政府もEV時代の本格到来に備え、安全規制を含めてしっかりと目配りしていくことが求められるだろう。(SankeBiz 柿内公輔)