集団有限公司に18鉄路局を改編

 中国中央テレビによると、中国鉄路(鉄道)総公司所属の全国の18の鉄路局は先ごろ、公司制改革の工商変更登記を既に完了し、鉄路局集団有限公司として正式に発足した。

 中国鉄路総公司が発表した情報から明らかになったもの。同テレビは「中国の鉄道が伝統的な生産型企業から現代経営型企業への転換における重要な一歩を踏み出したことを示している」と伝えた。

 同テレビによると、18の鉄路局は鉄路局集団有限公司に改編された後、中国鉄路総公司が出資者としての職責を行使。株主会は設けず、党委員会、董事(取締役)会、経理(管理職)層・監事会を設けると同時に、法に基づいて従業員董事、従業員監事制度を設けることになっている。

 改編後の公司は党による指導を堅持し、「双向進入、交差任職(党委員会書記、董事長は1人が担当し、党委員会メンバーが法定手続きを通じてそれぞれ董事会、監事会や経理グループに参入し、経理グループの党員が関連規定に従って党委員会に参入すること)」という指導体制を実行。党委員会における研究・討議を、重大問題に関する董事会、経理層の政策決定における事前手続きとする。

 中国鉄路総公司の本体における公司制改革プランに関する提案は、既に国の出資者代表である財政部に提出されている。(RP=東京)