ビットコイン価格が初の1万ドル突破 年初来10倍、最大バブル (1/2ページ)

 インターネット上で取引される仮想通貨の「ビットコイン」の価格が29日に初めて1万ドルの大台を突破した。ビットコインの高騰をバブルだと警戒する向きは広がっているものの、年初来で10倍以上に値上がりしている。

 上昇率5割超

 ビットコインの上昇率は10月以降に限っても50%を超えている。正当な資産かどうかをめぐりアナリストの意見は分かれるものの、時価総額は1670億ドル(約18兆6400億円)と、S&P500種株価指数の構成銘柄の約95%を上回る水準に既に達している。

 ソフトバンクグループが買収した米フォートレス・インベストメント・グループでファンドの運用を担当したマイケル・ノボグラーツ氏は、ニューヨークで28日に開かれた仮想通貨の会議で、「これはバブルであり、多くの泡が生じている。われわれの生涯で最大のバブルになりそうだ」と語った。

 ビットコイン投資を90ドルの水準から始めたという同氏は、ビットコインを支える技術が金融市場を一変させる可能性があることから、仮想通貨に投資する5億ドル規模のファンドを立ち上げようとしている。

 ただビットコインの価格に権限を持つ規制当局はなく、取引所間で相場が大きく異なることもあり得る。自国の金融システムへの信頼性が低いジンバブエでは、常時プレミアムがついた1万ドルを上回る価格でビットコインは取引されている。取引量の算定も困難だ。

急騰が個人投資家を呼び込む中、懐疑的な見方も