米民主、保守の「牙城」アラバマ州で勝利 セクハラ争点の上院補選、トランプ政権に打撃

12日、米アラバマ州マウンテンブルックで投票後、記者団の前で話す民主党候補のダグ・ジョーンズ氏(AP=共同)
12日、米アラバマ州マウンテンブルックで投票後、記者団の前で話す民主党候補のダグ・ジョーンズ氏(AP=共同)【拡大】

  • 12日、投票のため米アラバマ州ギャラントに到着した共和党候補のロイ・ムーア氏(ロイター=共同)

 米南部アラバマ州で12日、連邦上院補選が投開票され、民主党候補のダグ・ジョーンズ元連邦検事(63)が勝利を確実にした。米主要メディアが伝えた。強力な保守地盤の同州で民主党候補が上院議席を獲得するのは四半世紀ぶりとなる。トランプ政権には打撃だ。

 全米でセクハラに対する視線が厳しさを増す中、未成年者へのわいせつ疑惑が浮上した共和党候補のロイ・ムーア元州最高裁長官(70)を公然と支持したトランプ大統領に対する審判の意味合いも帯びていた。

 同州選出の上院議員だったセッションズ氏が司法長官に就任したことに伴う選挙。ムーア氏の敗北で上院の議席は共和党51、民主党49と一層伯仲し、共和党が重要法案で困難な調整を迫られるのは必至。前政権が導入した医療保険制度(オバマケア)の改廃など政権の公約実現にも影を落とすことになりそうだ。(共同)