五つ星ホテル、伝統より革新 2018年 業界関係者見通しから大胆予想 (2/2ページ)

マリオット本社で試験的に設置している「IoTルーム」(同社提供)
マリオット本社で試験的に設置している「IoTルーム」(同社提供)【拡大】

  • パリのオテル・ド・クリヨンのチェックインエリア(ローズウッドホテルズ&リゾーツ提供)

 「もはや旅行業」

 18年の早い時期にワシントンにオープンする「イートン・ワークショップ」は、世界初のリベラル向けホテルだ。

 「高級ホテルの顧客は、何かを売るだけではなく、目的意識を伝えるブランドに引き付けられる」とマリオットのエドマンドソン氏は指摘する。ウェルネスの重要性がかつてないほど高まる

 デロイトのギー・ラングフォード氏は「ウェルネス(健康)は次の1兆ドル産業となるだろう。誰もがこの大きな波に乗りたいと思っている」と指摘する。ハイアットは既に伝説的なウェルネスブランド「ミラバル」を買収。JWマリオットはオンデマンドのバレエクラス提供のためにジョフリー・バレエと提携した。

 一方、フォーシーズンズは、脱塩素シャワーやディーパック・チョプラ氏の瞑想ビデオを備えたウェルネスルームを開発した。

 ホテル会社の事業はもはや宿泊だけにとどまらない。「われわれは最近ではホテル業というより旅行業だと考えている」とマリオットのエドマンドソン氏は指摘する。同氏はリッツ・カールトンのクルーズサービスについて、今後2年以内の開始に向けて取り組んでいる。

 ホテル各社は、さまざまな体験や活動を提供することで顧客の旅程を埋めることを狙っている。(ブルームバーグ Nikki Ekstein)