パブリック移行でIT変革 クラウド投資増受け新収益源必須 (3/4ページ)

四半期決算を発表するタタ・コンサルタンシー・サービシズのゴピナサン最高経営責任者(CEO)。クラウド関連事業が好調に推移している=2017年10月12日、インド・ムンバイ(ブルームバーグ)
四半期決算を発表するタタ・コンサルタンシー・サービシズのゴピナサン最高経営責任者(CEO)。クラウド関連事業が好調に推移している=2017年10月12日、インド・ムンバイ(ブルームバーグ)【拡大】

  • IBMの「ソフトレイヤー・クラウド・データセンター」でサーバーの稼働状態を監視する技術者=米テキサス州(ブルームバーグ)

 インドのタタ・コンサルタンシー・サービシズやインフォシス、米コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ、アクセンチュア、仏キャップジェミニなどのITサービス企業では、顧客がこれらの新しい技術を採用し始め、需要が増加するだろう。

 長期的な展望としては、パブリッククラウドの導入が進めば、インフラ受託、パッケージソフトやインフラのサポート・カスタマイズなど、ITサービスのいくつかの業務は消滅するだろう。収益を保つため、ITサービス企業は新たにプラットフォームベースの製品を立ち上げる必要が出てくるだろう。

 パブリッククラウドは第三者によるメンテナンスがほとんど必要ないため、サポートによる収益基盤が縮小し、ITサービス業界の長期的な経済性が損なわれる可能性がある。

 パブリッククラウドはカスタマイズの必要がほとんどなく、IBMやアクセンチュアなどに対するシステム統合需要は減少するだろう。多くの場合、クラウドプロバイダーはエンドツーエンド(E2E)のITインフラの提供で追加収入を得ているため、このモデルではハードウエアとITサービス双方の企業が業務縮小の痛手を受ける。

 オラクルの推定によれば、クラウドに移行することで顧客のデータ保有コストは約33%低下する。

基盤製品やAIがカギ