パブリック移行でIT変革 クラウド投資増受け新収益源必須 (4/4ページ)

 基盤製品やAI鍵

 パブリッククラウドへのインフラ移行が進めば、従来型のデータセンター事業者は痛手を受ける。当面は移行の流れが続き、自社でデータセンターを維持・管理する企業は減少するだろう。そうなれば、IBMやDXCテクノロジーなどの売上高に影響が出る。これらの企業は減収分を補うため、独自のクラウドサービスの提供を進めている。多くの場合、顧客のニーズに応じてクラウドとオンプレミスの混合サービスを提供している。

 ITサービス業界は、パブリッククラウド化によるマイナス分を補うため新しい収益源を見つける必要がある。堅調な成長が見込める選択肢の一つとして、プラットフォームベースの製品が挙げられる。業界のほとんどの企業で、売上高に占めるこれらの製品の割合は5%に満たない。プラットフォームベースの製品展開であれば、新たな収益源となるだけでなく増収と同ペースでの要員補充の必要がなくなる。収益性向上のため、製品へのAI搭載を進めることも必要だろう。

 タタ・コンサルタンシー・サービシズ、インフォシス、アクセンチュアなどのITサービスプロバイダーは、プラットフォームベースのサービス創出に焦点を当てることで、新製品の開発および実装支援などの新たな需要創出が可能となるだろう。(ブルームバーグ Anurag Rana)