NY株初の2万5千ドル突破 1年強で3割超上昇 「突破おめでとう」とトランプ氏

 4日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が急伸し、一時2万5000ドルの節目を突破した。2万5000ドル台乗せは初めて。米企業の収益拡大への期待から幅広く買われた。2016年11月の米大統領選でトランプ氏が勝って以降、株価の伸びが続いており、ダウの上昇率は3割を超えた。トランプ大統領は4日「2万5000ドル突破おめでとう」とツイッターに投稿した。

 ダウは前日終値比で180ドル超上昇し、2万5100ドル台をつける場面があった。昨年12月にトランプ米政権の重要課題である税制改革法が成立。改革の中心となる法人税の減税で、米企業の利益が増えるとの期待も最近の上昇を支えてきた。市場では「米経済は好調に推移しており、投資家は米企業の収益増に自信を深めている」(米投資サービス会社)との声が聞かれた。(共同)