画期的がん療法、保険に課題 4000万円超の新療法、受けたのはわずか5人 (2/2ページ)

ギリアドの研究所で働く科学者=米カリフォルニア州(ブルームバーグ)
ギリアドの研究所で働く科学者=米カリフォルニア州(ブルームバーグ)【拡大】

 こうした支払いの問題により、各病院は何百万ドルもの治療費をリスクにさらすのか、治療候補があるにもかかわらず余命が短い患者に待ち続けるよう求めるのか選択せざるを得なくなっている。

 これはギリアドにとってもイエスカルタの売上高が市場予想を下回る公算が大きくなることを意味する。

 アナリスト予想では2017年の同療法の売上高が940万ドルと見込まれており、これを達成するには向こう2週間でさらに約20人の患者を治療する必要があることを示唆している。請求手続きを行うメディカルセンターの報告を踏まえると、非現実的なように見える。

 ギリアドの広報担当者は「患者の約3分の1がメディケア対象と見込んでおり、アクセス支援に向けて全力を尽くすべく積極的にメディケアと関わっていく」と説明した。(ブルームバーグ Michelle Fay Cortez、Caroline Chen)