【東京市場の注目銘柄】(15日)日立物流、3.7%高

 ≪SGHDとのシナジー効果に期待≫

 ■日立物流(9086) 前週末比3.7%高の2950円。みずほ証券は投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を2700円から3700円に上げた。資本業務提携しているSGホールディングス(9143)とのシナジー効果加速による株価再評価は近いと判断。2019年3月期には適正運賃収受の進展とSGHDとのシナジー効果の加速化などから2桁増益と予想した。

 ■日本通運(9062) 4.2%高の7900円。モルガン・スタンレーMUFG証券は、投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」、目標株価は7500円から8900円に上げた。日本発の航空貨物輸出や海上輸出で営業強化策の効果が顕在化していると評価した。

 ■楽天(4755) 2.4%安の977.1円。ゴールドマン・サックス証券は目標株価を1300円から1100円に下方修正した。MVNO(仮想移動体通信事業者)参入による決済やコンテンツ事業などに良い波及効果の可能性を指摘する一方、企業価値への影響は2400億円程度のネガティブとした。

 ■プレナス(9945) 6.7%安の2205円。18年2月期の営業利益計画を75億円から54億円に下方修正。前期比では4.3%増が一転、25%減の見通し。主力の持ち帰り弁当店「ほっともっと」など既存店売上高が想定を下回っている。

 ■ISID(4812) 10%高の2821円。大和証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「買い」、目標株価を2680円から3120円に上げた。地銀向け店舗運営パッケージがヒットし、足元では「働き方改革ソリューション」の引き合いも強いとした。

 ■サイバーステップ(3810) 500円(18%)高の3255円ストップ高。18年5月期の営業利益計画を1億円から前期比34%増の5億円に上方修正した。7月にサービスを開始したスマートフォン向けクイズゲーム「Q&Qアンサーズ」などが好調で、売上高が想定を上回っている。

 ■アルテック(9972) 15%安の388円。18年11月の営業利益は前期比21%減の5億円となる見通し。新興国経済の減速や中東・北朝鮮情勢の地政学的リスクの高まり、米政権による政策運営を含め世界経済の不確実性が高く、不透明な経営環境が続くことを想定した。

 ■資生堂(4911) 3.3%高の5580円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を4780円から6100円に上げた。米ベンチャーからシワやたるみを瞬時に隠す人工皮膚形成技術「セカンドスキン」を取得したことが資生堂のスキンケアにイノベーションをもたらし、米国事業の赤字脱却のカタリスト(材料)となると分析した。

 ■オンワードホールディングス(8016) 6.2%安の900円。17年3~11月期(3四半期累計)営業利益は「23区」の大幅伸長に加え、主要ブランド回復で前年同期比21%増の63億9200万円。しかしゴールドマン・サックス証券は、国内百貨店の衣料品販売が低迷する中で縮小均衡からの脱出は困難とみる。(ブルームバーグ)