東京株、バブル崩壊後の最高値を更新 円高一服など追い風

 16日の東京株式市場は日経平均株価が続伸し、終値は前日比236円93銭高の2万3951円81銭と、バブル経済崩壊後の最高値を約1週間ぶりに更新した。平成3年11月15日以来約26年2カ月ぶりの高値水準。前日に一時1ドル=110円台前半をつけた円高が一服して投資家の安心感につながり、日本株の先高期待を背景に買いが先行した。

 前日の米国株式市場は休場で、平均株価は朝方に一時小幅安となった。その後、円相場が一時1ドル=111円近辺まで戻したのを手がかりに、午後に入って上げ幅をじわりと拡大。一時2万3962円07銭まで上昇し、取引時間中としてもバブル崩壊後最高値をつけた。好調な企業業績を背景とした先高観も根強い。

 平均株価は節目の2万4000円まであと48円余りに迫った。休場明け16日の米国株式市場が上昇すれば、その流れで17日に2万4000円台を試す可能性もある。