日本勢、SUVアピール 苦戦のセダンてこ入れも 北米自動車ショー

 米中西部デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーで、トヨタ自動車など日本の大手3社は15日、米市場で売れ筋のスポーツタイプ多目的車(SUV)をアピールした。一方、苦戦が続くセダンの販売をてこ入れする動きも出ている。

 トヨタは高級車ブランド「レクサス」のSUV「LF-1 リミットレス」の試作車を公開した。自動運転技術の搭載に加え、燃料電池車や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)などにすることを想定している。

 ホンダも高級車ブランド「アキュラ」の「RDX」の試作車を発表。年内にも発売する予定で、2000ccのターボエンジンを搭載した。日産自動車は3列シートの「クロスモーション」の試作車を公開した。

 また、トヨタは米国で今春発売する高級セダン「アバロン」の新型車を公開。米アマゾン・コムの人工知能(AI)を使った音声サービスが利用できるという。(共同)