クアルコム、NXP買収計画をEU承認 一部特許は取得放棄

 米半導体大手クアルコムは18日、オランダの同業NXPセミコンダクターズを買収する計画について、欧州連合(EU)当局から条件付きで承認を獲得したと発表した。

 EUの欧州委員会は、クアルコムの特許ライセンスをめぐる提案によって、半導体販売への影響をめぐる懸念が解消されたと説明した。同社はNXPの近距離無線通信規格(NFC)関連の一部特許を取得しないと約束。また、ロンドンの地下鉄乗車カードに使われているNXPの技術「MIFARE(マイフェア)」についても、現在のライセンス条件を8年間継続し、他の技術との互換性を確保する。

 クアルコムは米ブロードコムから買収提案を受けているが、これを拒否する構えだ。NXP買収が迅速に完了すれば、ブロードコムによるクアルコム買収は一段と困難になる可能性がある。当局はWiFi(ワイファイ)半導体での重複も精査しなければならなくなるためだ。

 クアルコムは発表で、EUに加え韓国当局もNXP買収を承認しており、買収実現に向け必要なのは中国の独占禁止法当局の承認だけだと指摘した。(ブルームバーグ Aoife White)