“仮想通貨天国”脱出の準備 中国、規制強化で取引完全コントロール (1/3ページ)

中国・内モンゴル自治区にあるビットメインのマイニング設備(ブルームバーグ)
中国・内モンゴル自治区にあるビットメインのマイニング設備(ブルームバーグ)【拡大】

 世界最大のビットコインのマイニング(採掘)コミュニティーを抱える中国が、仮想通貨の取り締まりを進めている。本土の取引所での仮想通貨取引停止や新規仮想通貨公開(ICO)禁止など、他の多くの経済大国より厳しい措置を講じ、ビットコインなどの価格急騰に先手を打つ役割を担っている。中国ではここ10年ほど株式から不動産に至るあらゆる相場の浮き沈みが見られ、習近平国家主席が今標的としているのは経済における金融リスクであり、仮想通貨に対する規制もその一環だ。結果として、かつて世界の仮想通貨において圧倒的だった中国の影響力が低下しつつある。最新の動きや背景を一問一答形式でまとめた。

 ICO計画取りやめ

 Q 中国は何をしているのか

 A まず昨年9月にICOを禁じ、その後、本土内の取引所に仮想通貨トレーディングをやめるよう求めた。今年1月にはビットコインのマイニング回避を促す提案の概要をまとめた。仮想通貨のマイニングは大量の電力消費を伴う。会員制交流サイト(SNS)を運営する人人(レンレン)は当局の意見を受け入れ、ICO計画を取りやめたと関係者が明らかにしている。

 Q 中国でビットコイン取引は認められているのか

 A ビットコインなどの仮想通貨は引き続き取引可能だが、店頭市場(OTC)に限定されており、処理ペースの鈍さが信用リスクを高めると指摘するアナリストもいる。

中国はなぜ取り締まりを進めるのか