フィリピン・マヨン山の火山活発化で7万人が避難 大規模噴火に警戒続く

噴煙を上げるフィリピンのマヨン山=23日(ロイター)
噴煙を上げるフィリピンのマヨン山=23日(ロイター)【拡大】

  • フィリピン・マヨン山の噴火を受け、避難所に身を寄せる人々=24日(ロイター)

 今月中旬から断続的に噴火が続くフィリピン・ルソン島南部のマヨン山(2462メートル)の火山活動が活発化し、24日までに約7万2千人が避難を余儀なくされた。溶岩の流出や噴煙が収まらず、周辺は立ち入りが規制され大規模噴火への警戒が続く。

 フィリピン当局によると、13日に小規模な噴火が発生。その後も断続的に噴火があり、噴煙の高さが約5千メートルに達した22日、警戒レベルを上から2番目の「4」に引き上げた。周辺住民は順次、離れた学校などに避難している。

 マヨン山は首都マニラの南東約330キロにあるフィリピン有数の活火山。これまでも噴火を繰り返しており、最も古い噴火の記録は1616年という。1814年には火砕流などで約1200人が死亡、1993年の大噴火では70人以上が犠牲になった。

 マヨン山は「完璧な円すい形」と言われる地元のシンボル。登山ツアーも催される観光スポットだが、噴煙の影響で最寄りのレガスピ空港では発着便の欠航が相次ぎ、経済活動への影響が懸念される。(共同)