インド、ASEAN10カ国と首脳会議 海洋分野連携で一致、中国を強く牽制 (1/2ページ)

 【ニューデリー=森浩】インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国首脳との首脳会議が25日夜、ニューデリーで開催された。会議では海洋分野での連携強化で一致。モディ政権は日米豪と「自由で開かれたインド太平洋戦略」を進めており、ASEAN諸国との協力関係を深化させることで、海洋進出を強める中国を強く牽制(けんせい)する狙いがある。

 首脳会議はインド憲法の制定を記念する26日の「共和国記念日」を前に開催され、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相や、フィリピンのドゥテルテ大統領ら10カ国の首脳が出席した。共和国記念日には伝統的に海外の要人が招待されるが、10カ国首脳が一度に集まるのは異例。「アクト・イースト」(東方に動く)を掲げるモディ政権の東南アジア重視の姿勢が透けてみえる。

 会議冒頭にモディ首相は「インドはASEANとビジョンを共有している。ASEAN諸国と海洋分野における協力を一層推進する」とした上で、「アジアの安定には法に基づく海洋秩序が重要だ」とも話し、名指しは避けつつも中国を念頭に置いて批判した。

 会議後に発表された「デリー宣言」では、各国が海洋の安全と航行の自由など海洋分野で協力していくことや、貿易・経済関係をより密接にすることなどが盛り込まれた。

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