FOMC声明「ややタカ派」 米ゴールドマン 書き換えの可能性

 米ゴールドマン・サックス・グループは30、31両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)について、退屈な無風イベントというには程遠く、会合後に発表される声明の文言が前回よりもややタカ派的なトーンに書き換えられる可能性があるとの見方を示した。

 イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長にとって最後となる今回のFOMCに関し、ジャン・ハッチウス氏率いるゴールドマンのエコノミストはリポートで、「リスクバランスの上方修正とインフレ評価をめぐるややタカ派的な書き換えを含め、総じて楽観的な声明発表が見込まれる」と指摘した。

 その上で、「総合すれば、経済状況の急激な悪化がない限り、声明のトーンは3月会合での利上げ決定と整合的なものとなると考えられる」と予想。インフレは引き続き当局目標を下回っているが、このところの指標には堅調さが示され」、当局者の多くは過去数カ月のコアインフレ率の反発をめぐり、昨年のインフレ低迷がおおむね一時的かつ特異な要因の反映だったことを裏付ける新たな証拠と受け止めるだろうと記した。

 ゴールドマンのエコノミストは「特に声明に盛り込まれるであろう楽観的な成長についてのコメントとリスク評価の文脈で捉えれば、昨年12月の声明の『リスクはおおよそ均衡』とした言い回しは既に幾分陳腐化したと判断される」とし、経済見通しへのリスクは「おおよそ均衡」から「均衡」に改められると見込んでいる。また12月会合以降の当局者の公式発言は経済見通し引き上げの論拠を強めるもので「われわれの計算」ではFOMC当局者の少なくとも半数が最近、成長への上振れリスクに言及していると論評。ただ「インフレ動向を『注視している』とする文言には変更がないと予想される」と付け加えた。(ブルームバーグ Joanna Ossinger)