EU「輸入制限なら即報復」 トランプ米大統領に警告 (1/2ページ)

 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のシナス報道官は29日、ブリュッセルで記者団に対し、「米国の貿易制限的措置によりわれわれの輸出が影響を受ける場合、EUは早急かつ適切に対応する用意がある」と語り、米国が欧州からの輸入を制限すればただちに報復すると宣言した。EUとの貿易関係を見直す考えを表明したトランプ米大統領に警告した。大西洋貿易戦争のリスクが浮き彫りにされた。

 トランプ大統領は先週末に放送されたITVとのインタビューで、「EUとの問題を多く抱えている」とし、これは「貿易の観点からすると、非常に大きなものに変化する可能性がある」と発言した。

 シナス報道官は、貿易について「公平で開かれたものでなければならないと同時に、ルールに基づいたものであることが重要だ」との見解を示した。

 今回の警告はトランプ氏が先週セーフガード(緊急輸入制限)に関する規定に基づき輸入太陽電池パネルと家庭用大型洗濯機への関税賦課を決めたことも背景にある。米政府は国家安全保障に基づき外国産の鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針も再三にわたり示している。

貿易における影響力の強さ、継続的に示すEU