機上Wi-Fi時代の始まり 4大航空、機内携帯使用を解禁

中国東方航空の上海-北京便では「機内モード」で携帯電話が使用可能(中国新聞社)
中国東方航空の上海-北京便では「機内モード」で携帯電話が使用可能(中国新聞社)【拡大】

 中国国際航空はこのほど、「機内モード」での機内における携帯電話の使用を許可することを明らかにした。中国海南航空、中国東方航空などもすでに同様の方針を打ち出しており、これで中国4大航空会社全てが出そろった。今後、多くの航空会社がこの流れに続くとみられ、中国の民間航空にとって「機上Wi-Fi(ワイファイ)」の時代が始まりそうだ。

 中国国際航空は、スマートフォンや電子書籍、動画閲覧やゲームに使用する端末などは「機内モード」に切り替えた上で使用可能だとした。ただ、離陸や着陸といった飛行において重要な段階では、Wi-Fiの接続やイヤホンの装着、充電などはできない。飛行中、乗客の電子機器の使用が飛行に支障をきたしていると判断した場合、同社は乗客に機器の使用停止を求める権利を持つ。

 山東航空も機内での携帯電話の使用を許可する意向を示しているほか、春秋航空も2月1日から「機内モード」での使用を解禁する見通しとなっている。

 中国民用航空局は技術、規定の面から、飛行機内での電子機器使用を許可する環境は整ったとみている。同局は先ごろ「機内携帯電子機器の使用指南」を発表し、航空会社に対して機内で乗客が携帯電子機器を使用した際の影響について調査・評価するよう求めていた。

 同局のデータによると、2017年の国内民間航空旅客輸送量は4億8800万人超。北京喜楽航科技の李洋・首席運営官は「中国人の機内滞在時間は平均2時間半。この時間にインターネットを利用できれば、巨大な商業価値を生む」と指摘する。

 国内最大の航空旅行電子プラットフォームである「中国民航網」の調査によると、旅行客の73%が旅の移動中にネット接続をしたいと希望していた。また、旅行客の70%以上が有料でもWi-Fiサービスを利用したいと答えており、その割合は4時間以上の飛行では約89%に上った。ある業界関係者は、「3年以内に機内ネット環境が整備されるだろう」とみている。(中国新聞社)