米ニューロ、未来の無人運転車両は「巨大トースターのよう」

ニューロが公開した自動運転車両(同社提供)
ニューロが公開した自動運転車両(同社提供)【拡大】

 未来の無人運転車両は「おかしな帽子をかぶった巨大トースター」のようだ。シリコンバレーの新興企業ニューロが1月末に公開した新しい自動運転車両を言葉で表現するなら、こんな感じだろう。同社はこの事業プランを18カ月前にスタートし、静かに進めてきた。

 光沢があり、装備を最小限にとどめたこの四輪車にはドアや窓がない。そもそも運ぶのが人ではなく、荷物だからだ。

 大手自動車メーカーやハイテク企業の多くが米配車サービスのウーバー・テクノロジーズやタクシー向けに自動運転車両の導入を競う一方、ニューロは米アマゾン・コムやユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)など電子商取引ビジネスに注力する企業に狙いを定めている。ニューロの共同創業者、デーブ・ファーガソン氏は「モノ、時間、場所を問わず配達できることを実現した。わたしたちはこれをローカル・テレポーテーション・サービスと呼びたい」と述べた。

 車両重量は約1500ポンド(約680キログラム)で、その大半はバッテリーパックが占める。全長と車高は従来型スポーツ用多目的車(SUV)とほぼ同じ。ただ、車幅はわずか3.5フィート(約1.1メートル)。フロントガラスはあるものの、それは周りのドライバーを怖がらせないようにするためだ。車両は内装をカスタマイズでき、荷物を約250ポンド積める。(ブルームバーグ Kyle Stock)