【東京市場の注目銘柄】(13日)パイオニア、10%安

 ≪主力事業悪化、業績下振れを嫌気≫

 ■パイオニア(6773) 前営業日比10%安の198円。2018年3月期の営業利益計画を100億円から50億円に下方修正。カーナビゲーションシステム減少などカーエレクトロニクス市販製品が苦戦していることを勘案した。未定としていた年間配当は無配。みずほ証券は、主力事業の悪化は想定以上と指摘。会社計画未達は予想していたが、下振れ幅が大きくネガティブとの見方を示した。

 ■ルネサスエレクトロニクス(6723) 4%安の1133円。17年12月期営業利益は784億円、18年1~3月期計画は前年同期比55%減の100億円。みずほ証券は17年10~12月期が計画比上振れたとはいえ、18年1~3月期の会社計画はネガティブな印象と指摘した。

 ■セイコーエプソン(6724) 2.6%安の2064円。ドイツ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」に下げた。これまで堅調に推移してきたインクジェットプリンター(IPJ)の消耗品は失速、eコマース(電子商取引)普及に伴う純正品比率低下が考えられ、従来想定よりも消耗品ミックスが悪化すると分析した。

 ■シチズン時計(7762) 6.6%高の805円。17年4~12月期(3四半期累計)営業利益は前年同期比22%増の223億円。主力の時計事業は、北米の年末商戦や中国のオンライン流通が好調に推移した。

 ■ライオン(4912) 7.6%高の2119円。17年12月期営業利益は前期比11%増の272億円、18年12月期計画は8.3%増の330億円。野村証券は17年12月期は売上高販促費比率が低下するなど競争費用の効率化が進み、営業利益率が改善、前中期計画は超過達成したと評価した。

 ■ナブテスコ(6268) 4.6%安の4410円。17年12月期営業利益は前期比13%増の295億円。メリルリンチ日本証券は、前期のトランスポート事業はほぼ予想通りの売り上げに対し、営業利益は同証券予想を15.7%下回ったと指摘。今期は中国の地下鉄向け拡大で鉄道車両用機器の増収を見込むが、会社側はわずかな利益率上昇しか見込んでいないと推察した。

 ■旭ダイヤモンド工業(6140) 9.5%高の1257円。18年3月期の営業利益計画を36億7000万円から前期比63%増の43億円に上方修正。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、太陽電池だけではなく、石材・建設や機械、半導体、輸送機など幅広い需要を取り込んでいる点が好感でき、ポジティブな印象とした。

 ■日本カーボン(5302) 700円(15%)高の5390円とストップ高。17年12月期の営業損益は25億6900万円の黒字、前期の6億6300万円の赤字から改善した。

 ■相鉄ホールディングス(9003) 4.1%安の2803円。みずほ証券は投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を4250円から3200円に下げた。20年3月期下半期に開始予定の相模鉄道・JR線直通運転のシナジー効果創出や企業価値向上には時間を要すると判断した。(ブルームバーグ)