アジアの高齢化で議論 シンガポールで学識者ら (1/3ページ)

26日、シンガポールで開催した、「アジアにおける高齢化と人口変動」ワークショップ
26日、シンガポールで開催した、「アジアにおける高齢化と人口変動」ワークショップ【拡大】

  • 26日、シンガポールで開催した、「アジアにおける高齢化と人口変動」ワークショップで基調講演する、シンガポールのエイミー・コー保健担当上級国務相

 【シンガポール=吉村英輝】東南アジア研究所(シンガポール)と笹川平和財団は26日、「アジアにおける高齢化と人口変動」と題した第1回ワークショップをシンガポールで開催した。日本を上回る速度で高齢化が進む東南アジア諸国から参加した学識者らが、日本の経験などを参考にしながら、それぞれの地域事情に即した解決策の提言に向けた議論を行った。

 基調講演したシンガポールのエイミー・コー保健担当上級国務相は、同国で約50万人いる65歳以上の高齢者が、2030年には90万人とほぼ倍増し、国民の4分の1を形成するようになると説明。同様の高齢化がタイでは35年、ベトナムでは50年には訪れると指摘した。

続きを読む