3253人が門前払い 国公立大の中・後期日程

 文部科学省は5日、国公立大2次試験の中期・後期日程で、大学入試センター試験の成績により受験生を門前払いする「二段階選抜」の不合格者が、昨年より881人少ない3253人だったと発表した。前期日程を含めた二段階選抜の不合格者は、延べ6323人。

 中・後期日程は国立34大学65学部、公立12大学21学部が二段階選抜の実施を予告し、このうち国立20大学21学部、公立4大学6学部が実施した。予告した条件通りに実施していれば7407人が不合格だったが、一部で条件を緩和したり、実施を取りやめたりした。

 中・後期日程で二段階選抜による不合格者が多かったのは、国立で一橋大456人、岐阜大371人、山梨大353人の順。公立は首都大学東京238人、奈良県立医科大187人、大阪市立大141人の順だった。

 後期日程は12日以降、一部公立大の中期日程は8日から実施される。