安倍首相、米の輸入制限で豪・カナダ首脳と電話で意見交換

官邸に入る安倍晋三首相=6日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
官邸に入る安倍晋三首相=6日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)【拡大】

 安倍晋三首相は6日、オーストラリアのターンブル首相、カナダのトルドー首相と相次いで電話で会談した。トランプ米大統領が示した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限方針をめぐり意見交換し、緊密に連携していくことを確認した。

 日豪加はトランプ政権の方針に懸念を示している。菅義偉官房長官は6日の記者会見で「いずれの電話会談も先方からの要請に基づくものだ。詳細については事柄の性質上、控えたい」と述べるにとどめた。

 安倍首相はトルドー氏との会談で、カナダが議長国を務める今年の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の成功に向けて協力することを確認した。安倍首相はトルドー氏に「G7で北朝鮮の非核化に向けて力強いメッセージを発出したい」と述べ、トルドー氏は「北朝鮮問題は重要な課題であり、G7で議論したい」と応じた。