スピルバーグ新作が好材料 VRやAR脚光、半導体株に上昇期待

 半導体メーカーのエヌビディアあるいはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株式を保有する投資家は近い将来、スティーブン・スピルバーグ監督に喝采を送ることになるかもしれない。

 「29日に全米で公開されるスピルバーグ監督の新作SF映画『レディ・プレイヤー1』は、エヌビディアやAMDの高性能の画像処理半導体(GPU)を必要とする仮想現実(VR)ヘッドセットの販売増加につながる可能性がある」。ジェフリーズのアナリスト、マーク・リパシス氏はこのほどまとめたリポートでこう指摘した。この映画は、人々が「オアシス」と呼ばれる仮想世界に逃げ込もうとする未来の暗黒社会を描く。

 インターナショナル・データは、VRと拡張現実(AR)ヘッドセットの販売台数が、2017年の推計1370万台から21年までには8120万台に増加すると予想する。リパシス氏によると、ソニーの「プレイステーション(PS)VR」はAMDのセミカスタムGPUを搭載。台湾の宏達国際電子(HTC)の「VIVE」とフェイスブックの「オキュラス・リフト」はエヌビディアあるいはAMDのGPUを使用している。これらGPUの価格は300~3000ドル(約3万1400~31万4000円)と平均を大きく上回る。(ブルームバーグ Justina Vasquez)