【東京市場の注目銘柄】(29日)ニチイ学館、8%高

 ≪介護部門好調で営業益予想増額≫

 ■ニチイ学館(9792) 前日比8%高の1194円。SMBC日興証券は目標株価を1170円から1300円に上げた。介護部門の好調などを受け、2019年3月期営業利益予想を従来の100億円から110億円に増額。20年3月期は130億円を見込む。

 ■武田薬品工業(4502) 7.5%安の5120円。アイルランドのバイオ医薬品メーカー、シャイアーに対して買収提案を検討していることを受けて、みずほ証券はシャイアーの時価総額は武田薬品より多い、過大な買収との印象と分析。メリルリンチ日本証券は、一定の戦略適合性はあるが、資金調達規模の大きさや配当維持可能性が問われると指摘した。

 【FA関連銘柄】 安川電機(6506)が2.6%高の4720円、ダイフク(6383)が2.7%高の6190円、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)が4.8%高の5870円など。ゴールドマン・サックス証券はアジア機械チームが日中機械関連各社を訪問、総じて春節明けの需要動向は同証券や株式市場が想定していたとみられる事前の予想より好調であることを確認したなどとした。

 ■日本マイクロニクス(6871) 4.3%高の1099円。野村証券は投資判断「買い」で調査を開始。韓国サムスン電子によるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)大型投資が牽引(けんいん)し、業績が回復すると予想した。目標株価は1400円。

 ■クラレ(3405) 3.4%高の1820円。ジェフリーズ証券は成長見通しが株価に十分織り込まれていないとして投資判断を「ホールド」から「買い」に上げた。新たな目標株価は2200円。

 【防衛関連銘柄】 石川製作所(6208)が7.8%安の1943円、豊和工業(6203)が8.3%安の1078円など。北朝鮮の金正恩政権が日朝首脳会談の開催を模索していると一部で報じられたことや南北首脳会議の日程決定など、北朝鮮をめぐる緊張が緩和しているとの見方が一段と強まった。

 ■アズ企画設計(3490) 29日、東証ジャスダックに新規株式公開(IPO)し、初値は4705円と公開価格2160円に対し2.2倍となった。本社は埼玉県川口市で都内もビジネスエリアとして不動産の販売や賃貸、管理を展開。リニューアルが必要なビジネスホテルを取得、改修・運営で運用効率を高め、投資家へ販売するモデルなども扱う。終値は4670円。

 ■和心(9271) 29日、東証マザーズに新規株式公開し、公開価格1700円に対して2.3倍の3910円買い気配のまま取引を終えた。和柄アクセサリーのフリーマーケット・路上販売で創業。和装小物販売のほか、着物レンタルなども展開している。

 ■アジャイルメディア・ネットワーク(6573) 東証マザーズ上場2日目も初値は形成されず、公開価格3000円に対して5.3倍となる1万5870円買い気配のまま取引を終了。会員制交流サイト(SNS)を利用したマーケティング企業で、広告配信代理業や情報提供サービスなどを手掛ける。(ブルームバーグ)