越の地価、今年も上昇見通し 不動産や大規模インフラの開発後押し (1/2ページ)

ベトナム・ホーチミン市で建設中の高層マンションを眺める男性ら(ブルームバーグ)
ベトナム・ホーチミン市で建設中の高層マンションを眺める男性ら(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムの不動産市場は、地価が上昇するなど、今年も堅調に拡大するとの見通しを、ベトナム不動産協会が示した。国営ベトナム・ニューズが報じた。

 同協会が発表したリポートによると、国内有数の観光地ニャチャンをはじめ、北部バンドン島、南部フーコック島、中部ダナンなどで地価が急上昇している。不動産開発事業の増加や国内各地の巨大インフラ開発事業が追い風だ。ニャチャンは、中心部の平均地価が1平方メートル当たり3億ドン(約140万円)となるなど、前年比2倍の水準に上昇した。

 昨年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催地となったダナンでは、会議前にインフラ整備やホテル・リゾート開発事業が重点的に行われた。このため、リエンチウ地区を中心に不動産価格が急騰。リエンチウでは港湾施設やトンネル、高速道路など大規模インフラ開発事業が今も続いている。

 リポートによると、昨年は約8000区画の土地が取引され、ダナンの平均地価は1平方メートル当たり1700万ドン前後で推移した。メコンデルタ地方でも地価が上昇傾向にある。メコンデルタで最大都市のカントー市は、2017年の平均地価が前年比で30%上昇した。特に中心部では1平方メートル当たりの地価が16年の300万ドンから17年は700万~1000万ドンへと急騰した。

ほかの地方でも地価が上昇