下落FB株、売りか買いか 個人情報流出でのCEO対応に評価分かれる

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者【拡大】

 米フェイスブックの個人情報流出危機に対するマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の3月21日夜の対応が同社株に及ぼす影響について、アナリストの見方は分かれている。

 バンク・オブ・アメリカ(BOA)・メリルリンチのジャスティン・ポスト氏は、フェイスブックの目標株価を265ドルから230ドルに引き下げ、危機やそれに関するネガティブな報道がフェイスブックの利用動向に打撃を与える可能性があると指摘した。

 一方、パイパー・ジャフレーとカウエンは、最近の株価下落を買いの好機ととらえるよう勧めた。パイパー・ジャフレーのサミュエル・ケンプ氏は「フェイスブックはユーザーデータの保護や問題発覚後のコミュニケーションにおいて改善すべき点があったのは間違いない」とした上で、「しかし、われわれならフェイスブック株下落をうまく活用するだろう」と語り、個人情報流出の「長期的な影響は最小限にとどまると考えている」。

 BOAメリルのポスト氏は、英政府広告会社ケンブリッジ・アナリティカが「ヘッドラインを飾り続ける限り、大方の反発は続くことが見込まれるほか、短期的なプラットフォーム利用にいくらか影響があると予想している」。

 カウエンのジョン・ブラックレッジ氏は「ザッカーバーグ氏は最初のフェイスブックへの投稿で創業者として全責任を認めた。これはユーザーからの信頼が中心的問題であることを考えると、適切な最初の一歩だ」と評価した。(ブルームバーグ Stephen Sweeney)