アップル、次は半導体 Mac向け、20年から自社製に切り替え (1/2ページ)

 米IT大手アップルがパソコン「Mac(マック)」に自社製の半導体を搭載する計画であることが、3日までに分かった。関係者によると、早ければ2020年から、現在のインテル製に代わり自社製を使用するという。

 新機能を迅速に

 この計画はまだ初期段階だが、マックやスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、タブレット端末「iPad(アイパッド)」を含むアップルの機器全てを、より同じように、切れ目なく動作させることを狙った戦略の一環となる。経営幹部は、このプロジェクトを承認しており、移行は数段階にわたって行われる可能性が高いという。

 アップルにとって、自社製半導体への切り替えの意義は大きい。現在、「アイフォーン」や「アイパッド」、腕時計型端末「アップルウオッチ」、「アップルTV」は全て、アップルが設計し英半導体開発大手アーム・ホールディングスの技術に基づくメインプロセッサーを使用している。マックに搭載のチップも自社製に移行すれば、アップルはインテル製半導体の計画に左右されずに自社のスケジュールで新機種を発表できる。

 全ての製品に新機能をより迅速に実装できるようになり、競争力の強化も期待される。ハードウエアとソフトウエアの統合性を高め、バッテリーの持ちを良くするといった効果も見込まれる。

 クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏は「アップルはハードウエアとソフトウエア・プラットフォームをさらに統合する方法を検討しているようだ。基本ソフト(OS)、iOSとmacOSの統合に向けた明らかな動きを見せている。差別化戦略として、機能性を高めるために部品の垂直統合を目指す方向に進んでいるのは、研究開発費の増加に注目すればわかる」と分析した。

インテルにとっては大きな打撃