エジプト、太陽光発電拡大に熱い期待 (1/2ページ)

 エジプト初の大型太陽光発電所が運転を開始した。政府は大気汚染の一因となる上に高くつく化石燃料への依存を減らし、太陽光を使って約1.8ギガワットの電力を生み出そうと計画している。

 ドイツのイブ・フォークトと地元エジプトのインフィニティ・ソーラーが開発を手掛けた同発電所は、昨年12月に送電を開始。発電能力64メガワットの同施設は、政府がアスワン県南東部のベンバン・ソーラー・パークに建設を予定している32施設の1施設目となる。総額28億ドル(約3000億円)の費用をかけ、来年には全施設が完成する見込みだ。

 イブ・フォークトのプロジェクトマネジャー、アミン・エル・エドギリ氏は「発電所には20万枚のソーラーパネルと780台の太陽追尾装置を備え、パネルが一日中、太陽の位置に応じて可動するようにした」と話す。砂漠の中を95ヘクタールにわたって整然と並べられた太陽光電池モジュールは、2万世帯分の電力を賄うことができるという。

 ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)の調べによると、エジプトは現在、電力の90%以上を石油と天然ガスから得ている。政府は2022年までに電力供給源の20%を再生可能エネルギーにするという目標を掲げており、同パークを含む現在進行中のプロジェクトは炭化水素の使用削減に寄与すると期待されている。

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