【東京市場の注目銘柄】(26日)日本航空電子工業、16%高

 ≪好決算でアップル懸念を払拭≫

 ■日本航空電子工業(6807) 前日比16%高の1911円。2018年3月期の営業利益は前期比71%増の206億円、19年3月期計画は3.1%減の200億円。ゴールドマン・サックス証券は、前期実績、今期計画ともに営業利益は同証券予想を大きくクリアするなど想定以上と評価。米アップル懸念が強かっただけに株価はリバウンド(反発)を想定、目標株価を1800円から1900円に上げた。

 ■日本電産(6594) 4.2%高の1万7170円。みずほ証券は決算・新規M&A(企業の合併・買収)説明会を受けて、21年3月期に売上高2兆円、営業利益3000億円以上とする中期戦略目標達成に向けた経営努力が続けられ、その可能性は以前より高まってきたと指摘した。

 ■東京エレクトロン(8035) 8.4%高の2万1050円。19年3月期の営業利益計画は前期比30%増の3660億円と市場予想3291億円を上回った。旺盛なメモリー需要などで半導体関連の設備投資が好調に推移する見通し。ゴールドマン・サックス証券は業績予想を増額した。

 【シリコンウエハー関連銘柄】 SUMCO(3436)が3.6%高の2711円、信越化学工業(4063)は1.3%高の1万860円など。ドイツのウエハー大手、シルトロニックが発表した1~3月期(第1四半期)決算について、メリルリンチ日本証券は通貨高などの影響からコンセンサス(市場予想)を下回ったが、電話会議ではウエハー需要の好調さや価格上昇トレンドは継続していると確認されたと指摘。台湾積体電路製造(TSMC)の弱いガイダンス(予想)などから株式市場にあったウエハー需給軟化の懸念を払拭する内容で、信越化学、SUMCOにポジティブとの見方を示した。

 ■スタンレー電気(6923) 3.9%安の3905円。19年3月期営業利益計画は前期比3.4%増の550億円と市場予想584億円を下回った。野村証券は新規車種向けLEDランプの貢献が今期は少なく、業績モメンタム(勢い)は減速すると予想。目標株価は4600円から4200円に下げた。

 ■JSR(4185) 13%安の2034円。1~3月期(第4四半期)営業利益は前年同期比10%増の64億1800万円。メリルリンチ日本証券では同四半期は市場予想112億円を大幅に下回った、数量減と円高、固定費増で想定外の下振れで業績改善に急ブレーキだとみる。目標株価を2000円に下げた。

 ■エムスリー(2413) 6.4%安の4150円。19年3月期の営業利益計画は前期比15%増の317億円と市場予想373億円を下回った。同社は今期から国際財務報告基準(IFRS)9号(金融商品)を適用。みずほ証券は、旧会計基準ベースでの営業利益計画は340億円程度と推測、同証券予想360億円には届かずネガティブと指摘した。

 ■スタートトゥディ(3092) 3.9%安の3085円。JPモルガン証券は、1~3月期(第4四半期)決算が、現市場予想に対してやや未達と予想した。

 ■オービックビジネスコンサルタント(4733) 15%高の7780円。19年3月期の営業利益計画は前期比8.9%増の106億円。野村証券は今期はSQLサーバー2008のサポート終了でソフトウエアの更新需要が増加、中小企業向けIT補助金も拡大し回復に向かうと予想。目標株価を6300円から7000円に引き上げた。

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