ジョーク共有アプリ閉鎖 中国政府、ネット検閲で命令 (1/2ページ)

 中国政府がインターネット上のコンテンツの新たな検閲に乗り出した。ニュースアプリで急成長しているネット新興企業、今日頭条に対し9日、同社のジョーク共有アプリ「内涵段子」を閉鎖し、ソーシャルメディア「微信」上にある同アプリのアカウントを削除するよう命じたのをはじめ、ネットサービス大手テンセント(騰訊)などが提供している4つのニュースアプリのダウンロード停止を要求した。

 一部で熱狂的人気

 今日頭条の正式社名は北京字節跳動科技だが、「今日頭条」は中国人の生活に欠かせないニュースアプリとなっており、社名として呼ばれることが多い。内涵段子は際どいジョークや動画の共有などで一部で熱狂的な人気を得ていたが、微信のアカウントは閉鎖された。

 11日には、今日頭条の音楽をテーマとした動画プラットフォーム「抖音」がライブストリーミング機能の停止を命じられたと報じられた。同社の時価総額は200億ドル(約2兆1800億円)余りとされ、世界最大級のメディアを扱うスタートアップ企業の一社だ。

 中国政府は定期的にメディア企業を調べ、政府批判や際どいコンテンツを掲載しているソーシャルメディアやネットのプラットフォームを処分している。今回の検閲調査では、今日頭条が最もやり玉に挙げられているもようで、同名のニュースアプリが各種アプリストアからダウンロードすることが一時的に禁止されたと地元メディアが伝えた。テンセントとネットイース(網易)、フェニックスニュースのアプリもまた短期的なダウンロード停止対象になったという。

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