朝鮮半島「新たな歴史」 南北首脳が終戦で合意、完全非核化を表明 (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、板門店で会談し、約70年に及ぶ両国の戦争状態を年内に終結することで合意した。両首脳は会談後に「板門店宣言」に署名し、「南北は完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同目標を確認した」と表明した。

 金融市場は好感

 南北は正式に終戦を宣言し、現在の休戦協定を平和協定に転換する意向だ。このため、米国、中国を交えた会談を推進することで合意。6月上旬までに見込まれる米朝首脳会談につなげたい考えだ。

 また、来月に南北間で軍事協議を行うことも取り決めた。「段階的な軍縮」を目指すと表明したが、詳細には触れなかった。文大統領が今秋、北朝鮮の平壌を訪問することや、西海に平和ゾーンを設定することでも一致した。

 もっとも、宣言の大半は、北朝鮮と韓国の間で2007年までに結ばれた合意内容と似ている。今回の板門店宣言は、過去10年に悪化した両国関係の回復を目指しているとみられる。ただ、問題は今回の合意が永続的な変化につながるかだ。過去の合意内容は核査察や兵器、経済援助についての対立などをめぐり実現には至っていない。

 朝鮮戦争以来3回目で、07年以来約11年ぶりとなる南北首脳会談を金融市場は好感した。

 ソウル株式市場の株価は続伸。総合株価指数は一時、前日比1.3%高をつけ終値は前日比16.76ポイント(0.68%)高の2492.40だった。

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