タイのココナツウオーター脚光 健康志向で需要、外資がM&Aに関心 (1/2ページ)

タイ中部チョンブリ県にあるココナツ加工工場。健康志向の高まりでココナツウオーターの需要が世界的に拡大している(ブルームバーグ)
タイ中部チョンブリ県にあるココナツ加工工場。健康志向の高まりでココナツウオーターの需要が世界的に拡大している(ブルームバーグ)【拡大】

 タイのココナツウオーター業界が、世界的な健康志向の高まりを背景に、国外の大手食品・飲料会社の注目を浴びている。今後、国際的なM&A(企業の合併・買収)の動きも加速しそうだ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 タイのココナツウオーター各社は、ボトル飲料の半値程度で販売する露天商との国内競争で苦戦しているのが実情だ。

 一方、国外の先進国などでは健康に良いとされるココナツウオーターの市場が急成長しており、タイ産ココナツは高品質として知名度が高い。タイでも事業を展開する多国籍企業の中には、ココナツウオーターを取り扱う動きも出てきた。

 首都バンコクでは数十年前から路上などでココナツが販売されてきたが、米清涼飲料大手コカ・コーラなどは「ココナツウオーター市場はまだ発展途上段階にある」とみている。

 先進国の消費者は、オーガニック(有機栽培)食品への関心が高まるなど健康志向を強めており、原料や原産地、生産過程などの情報開示を望む向きもある。オーガニック食品の製品加工・販売分野では中小企業が先行し、大手食品・飲料会社が追随する傾向がみられる。こうしたなか、カインド・バーズやビタココなどタイでココナツウオーターブランドを扱う企業に、国外の大手食品・飲料会社が関心を寄せている。

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