【よむベトナムトレンド】都市部で市場拡大、需要旺盛な建設業界で外資規制緩和 (1/2ページ)

ビル建設現場で基礎工事を行う作業員ら=ハノイ(ブルームバーグ)
ビル建設現場で基礎工事を行う作業員ら=ハノイ(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムの建設業に対する需要が増加している。ベトナムは外資企業の進出に大きな制限があることで知られるが、近年、規制緩和の動きが見受けられる。建設業界の現状を詳しくみていきたい。

 都市部で増大

 ベトナムの建設業界の市場規模は、2012年の381兆7000億ドン(約1兆8320億円)から16年の616兆7000億ドンへと拡大した。この間の年平均成長率は13%という非常に高い数値が示すように、急速に発展を遂げている。住宅需要と非住宅需要のいずれも年平均13%程度の成長率であり、前者が全体の7割、後者が全体の3割を占める。

 住宅需要の増加を支えるのは戸建て住宅だ。15年の戸建て住宅の新築床面積は9110万平方メートルで、12年の7950万平方メートルと比べて15%増加した。特に低・中価格帯の住宅建築プロジェクトが増えており、経済成長に伴い所得が増大した中間層の住宅購入が要因と思われる。

 一方で、マンションの新築床面積は、15年が230万平方メートルで07年の240万平方メートルと大差がなく、ほぼ横ばいで推移している。

 非住宅需要は、新築床面積ベースでオフィス用が約6割、店舗用が3割、ホテル用が1割程度の比率となっている。成長著しいベトナム経済を象徴するかのようにオフィス用建設需要が中心であるのが特徴といえる。

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