中国、道路に「脳と神経」 スマート化実験 EV走行中に充電 (1/4ページ)

中国山東省済南市にあるスマート道路の実験区間(ブルームバーグ)
中国山東省済南市にあるスマート道路の実験区間(ブルームバーグ)【拡大】

 中国の「インテリジェント・ハイウエー」構想が、世界の交通産業の変革を加速する可能性がある。同国東部の山東省済南市の道路に1080メートルの実験区間が設けられ、透過性のあるコンクリートの下に太陽光パネル、マッピングセンサー、電気自動車(EV)の充電設備など自律走行車の未来に向けたテクノロジーが埋め込まれる予定だ。このシステムを開発した斉魯交通発展集団によると、この太陽光パネルで高速道路の照明と800世帯の消費電力を賄えるという。

 地中に太陽光パネル

 斉魯交通の計画は発電にとどまらず、未来のスマートな自動車と同じくらいスマートな道路を実現したい考えだ。中国政府は2030年までに全車両の10%を完全自律走行車にすることを目指している。

 斉魯交通はこれを、より的確な交通情報の発信、より正確な地図情報の提供、EVの走行中の充電を道路のテクノロジーを通して実現するチャンスととらえているのだ。同社は山東省政府が保有する企業である。

 同社の周勇社長は「これまでの高速道路は自動車が通る場所でしかなかった。いわば1.0世代の代物だ。われわれは道路に脳と神経を移植することによって、2.0世代、3.0世代にすることを目指している」と意気込んだ。

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