ベトナムEC市場、年35%成長 20年までに取引総額100億ドル (1/2ページ)

造花売り場でスマートフォンを操作する女性店員ら。ベトナムではEC市場が急拡大している=首都ハノイ(ブルームバーグ)
造花売り場でスマートフォンを操作する女性店員ら。ベトナムではEC市場が急拡大している=首都ハノイ(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムは、電子商取引(EC)市場が急成長している。背景には、インターネット利用の急増、スマートフォン保有率の上昇、小売り大手のネット通販事業への大規模投資などがある。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 情報技術電子商取引庁の幹部、ライ・ベト・アン氏は「ベトナムのEC市場は年35%のペースで成長している。これは日本の約2.5倍に相当する」と指摘する。

 ネット利用環境があるベトナム企業の数は、そうした環境を持たない企業の2.1倍のペースで増加している。また、IT分野に予算の3割余りを投資する中小企業は、投資額が1割未満の企業に比べて成長速度が9倍速い。

 アン氏は「ベトナムのEC取引は2016~20年に年20%のペースで増加し、20年までに取引総額が100億ドル(約1兆940億円)規模に達する」と予測する。

 一方、課題もある。製品やサービスに対する消費者の信頼の低さ、オンライン決済の安全面の問題などだ。また、ベトナムのネット通販サイトの提供サービスは基本的な内容にとどまるため、一層のサービス強化も求められている。

 18年は物流業界がベトナムのEC市場を大きく変えるとみられている。新規事業者の参入が増えているほか、既存事業者もネット通販事業に力を入れているからだ。

続きを読む