ベトナム、青果物市場に成長性 加工で付加価値向上、輸出増に余地十分 (1/2ページ)

首都ハノイのイオンモールの果物売り場。ベトナム政府は青果物の輸出市場に大きな可能性を見いだしている(ブルームバーグ)
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 ベトナムは、果物や野菜の輸出がここ数年で大幅に拡大している。政府は青果物の輸出市場に大きな成長の可能性を見いだしており、加工などにより付加価値を高めることなども検討するという。国営ベトナム・ニューズが報じた。

 ベトナムの農業地方開発省作物生産局(CPD)は、野菜と果物の輸出額について、2020年までにそれぞれ、45億ドル(約4915億円)と36億ドルを超えると予測している。

 首都ホーチミン市で3月中旬に開かれた国際会議でCPDのグエン・ホン・ソン局長は「ベトナムでは地理的好条件のおかげでさまざまな種類の果物や野菜が収穫でき、青果物をめぐっては大きな輸出のチャンスがある」と述べた。

 ベトナムの果物生産量は過去15年間で大幅に増加している。第1位はバナナで、以下、マンゴー、リュウガン、ライチ、グレープフルーツ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、ドリアン、レモン、ランブータン、ジャックフルーツ、カスタードアップル、タンジェリン、グアバが続く。

 ソン局長によれば、果物生産量の8割が国内市場に出荷され、主に市場や個人商店など伝統的小売業者を通じて販売されている。輸出は、03年の1億5150万ドルから13年に10億700万ドルへと飛躍的に拡大し、昨年は35億2000万ドルに達した。輸出の相手先は、中国が7割余りと最大で、米国、韓国、日本、オランダ、マレーシア、台湾、タイ、シンガポール、オーストラリアと続く。

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