【東京市場の注目銘柄】(16日)旭ダイヤモンド工業 14%安

 ≪主力品売り上げ減で減益予想≫

 ■旭ダイヤモンド工業(6140) 前日比14%安の891円。2019年3月期営業利益計画は前期比42%減の27億円。主力の電着ダイヤモンドワイヤでさらなる製品開発と他用途への拡販を目指すが、太陽電池シリコンウエハー加工用の売り上げが半減する見通し。事業環境が厳しさを増し、現時点での新中期経営計画の策定を見送った。

 ■NTN(6472) 5.3%高の517円。19年3月期営業利益計画は8.6%増の430億円。みずほ証券は、今期利益計画は円高の影響を除くと450億~460億円程度とコンセンサス(市場予想)を上回り、ポジティブと指摘した。

 ■ヤマシンフィルタ(6240) 6.3%高の1275円。18年3月期営業利益は前期比2倍の19億1000万円。製品ラインアップを充実、補給部品の純正率向上に建設機械メーカーと共同で取り組んだことなどが増収につながった。19年3月期計画は23%増の23億5000万円、建機需要の堅調推移、新車需要のやや増加を想定した。

 ■日本ペイントホールディングス(4612) 4%高の4900円。1~3月期(第1四半期)営業利益は前年同期比4.1%減の154億円、日本やアジアで自動車用塗料が堅調、売上高は9.1%増えたが原材料価格の上昇が響いた。野村証券は、1~3月期は同証券予想145億円から若干上振れ、中国中心に順調に推移していると評価した。

 ■三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 2.4%安の719.7円。発行済み株式総数の0.76%、500億円上限とする自己株を取得する。SMBC日興証券は、従来の半期ごとに1000億円実施から減額したと指摘、シャープ引当金戻入益700億円を全て充当しても総還元額は後退するリスクが高いとみる。

 ■日本郵政(6178) 3.8%安の1283円。19年3月期最終利益計画は前期比28%減の3300億円と、市場予想4481億円を下回った。SMBC日興証券は、今期は郵便・銀行・保険ともに減益計画であるが、郵便・保険は想定線、銀行の大幅減益が想定外で、ネガティブと指摘した。

 【仮想通貨関連銘柄】 リミックスポイント(3825)が300円(27%)高の1407円ストップ高のほか、マネックスグループ(8698)が2.1%高の674円、SBIホールディングス(8473)が4.9%高の3105円、GMOインターネット(9449)が7%高の2551円など。リミックスの18年3月期営業利益は前期比107倍の34億1100万円。子会社のビットポイントジャパンが昨年9月に仮想通貨交換業者として登録され、海外仮想通貨取引所の展開など複数の業務提携で口座開設数も伸長、金融事業の収益が飛躍的に拡大した。仮想通貨ビジネスの収益化に対する連想が関連銘柄に広がった。

 ■パーソルホールディングス(2181) 3.6%高の2799円。19年3月期営業利益計画は18%増の425億円。462億円を予想していたジェフリーズ証券は、今期の投資費用増は同証券想定を超えるが、中期的に成長を維持するためには必要な投資で、短期的な悪材料は出尽くしたとした。

 ■トリドールホールディングス(3397) 10%安の3415円。18年3月期営業利益は前期比11%減の76億3500万円と、従来計画88億5100万円から下振れた。野村証券は、会社側が29%増の98億6500万円とする今期計画は、同証券予想と市場予想である117億円を下回り弱い印象、子会社化した2社の連結効果を除くと実質的に減益と予想した。

 ■ワタミ(7522) 8.9%安の1389円。19年3月期の売上高は2.2%減の943億円、最終利益は33%増の2億円を計画、1株配当は5円と前期7.5円からの減少を見込む。(ブルームバーグ)