年末までに米ドル5%上昇 HSBC予想、利上げで他の中銀に先行

 ドルは対ユーロで年末までに約5%上昇する見通しだと、HSBCの為替調査世界責任者、デービッド・ブルーム氏はリポートで指摘する。米金融当局が金利を引き上げる一方、他の中央銀行は緩和策の解除に時間がかかるためとその理由を説明した。

 2018年第4四半期(10~12月期)のドル見通しは、対ユーロが1.15ドル、対円は110円。従来予想はそれぞれ1.25ドル、105円だった。ブルーム氏は「身動きが取れなかったドルが、上昇方向に抜け出そうとしている」と指摘。「景気循環的な要素が再び主要な材料になりつつあり、米金融当局が引き締める一方で他の中銀がためらう中、ドルの上昇が示唆される」とし、ドルに対する政治的な圧力も弱まりつつあると続けた。(ブルームバーグ Lananh Nguyen)