習氏に気遣い条件提示 トランプ氏、ZTE制裁見直しで制裁金と経営陣刷新 (1/2ページ)

 トランプ米大統領は22日、中国通信機器メーカーの中興通訊(ZTE)への制裁見直しの条件として、制裁金が13億ドル(約1440億円)と巨額となる可能性を示すと同時に、経営陣の刷新を求めた。また、制裁の見直しについては、中国の習近平国家主席への個人的な厚意によるものだと述べた。

 協議の「始まり」

 関係者によると、米国がZTEに対して米国製半導体・部品の購入を7年間禁止する措置を実施した場合、ZTEは200億元(約3500億円)超の損失を被ると見積もっていることが分かった。

 トランプ大統領は22日、ホワイトハウスでの韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談に際し、記者団に「習主席がこの問題の検討を私に依頼した」と説明した。ZTEについて質問された際に中国との間でまだ取引は成立していないと述べた。ただ、発言がZTEに限定したものか、より広範な貿易紛争に関してなのかは明確でない。

 トランプ大統領はZTEの事業活動を停止に追い込むことによって「米企業も間違いなく打撃を受けている」とし、制裁見直しは習主席に対する「厚意」によるものだと言明した。制裁見直し案には新たな取締役の任命要求や、恐らく13億ドル規模の「非常に多額の制裁金」が含まれるだろうとの「想定」も明らかにした。

 また、記者団から米中協議に満足しているかを問われると、「ノー、それほど」満足していないと疑念を表明したものの、「これは始まりだ」と付け加えた。

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