インターネット接続にスマホ利用54%、初のパソコン超え 総務省17年調査

 総務省が25日発表した2017年の通信利用動向調査によると、インターネットを使う際にスマートフォンを利用した人の割合が54.2%に上り、パソコンの48.7%を初めて上回った。スマホがネット接続の主流になっている実態が改めて浮き彫りになった。

 過去1年間にネットを利用した人に対し、使った機器を複数回答で尋ねた。年齢別で17年は20代の87.8%がスマホを使ったのに対し、60代では37.2%にとどまり、ばらつきが大きかった。60歳以上ではパソコンの利用がスマホを上回った。

 スマホの世帯普及率は75.1%とパソコンの72.5%を初めて上回った。16年は、それぞれ71.8、73.0%だった。17年の「ガラケー」と呼ばれる携帯電話とスマホを合わせたモバイル端末全体の普及率は94.8%だった。企業を対象にした調査では、データの保管や共有などに使うクラウドサービスの利用割合が56.9%と初めて過半になった。

 一方、ネット利用時に「不安を感じる」「どちらかと言えば不安を感じる」と回答した割合は計68.3%。不安の内容は複数回答で「個人情報や利用履歴の漏洩(ろうえい)」が87.7%、「ウイルスの感染」が70.1%など。総務省の担当者は「怪しいサイトに接続しないことが大切」と話している。

 調査は全国の20歳以上の世帯主がいる約4万世帯を対象に17年11~12月に郵送で実施。有効回収率は約4割。企業向けは約7000企業を対象にした。