「日本遺産」 箱根の旧街道など新たに認定

日本遺産に認定された「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」の構成資産の一つ、箱根旧街道
日本遺産に認定された「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」の構成資産の一つ、箱根旧街道【拡大】

 文化庁は新たな日本遺産として13道県の13件を5月24日に認定した。今回が第4弾で計67件となった。

 新たに認定された日本遺産は神奈川、静岡両県にまたがる箱根の旧東海道を中心とした「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」や、鬼退治の伝承に関係する史跡などで構成する「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま」など。自治体から申請があった76件の中から有識者が選んだ。

 日本遺産は東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに約100件に増やす。今回は山梨、静岡、宮崎の3県で初めて認定。日本遺産がないのは岩手、東京、鹿児島、沖縄の4都県となった。

 「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」は、江戸時代に交通の要所だった箱根山の関所跡や一里塚、石畳の街道などで構成する。歩道の整備やガイドの充実が計画されており、旅行客が楽しめると評価された。

 「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま」は、鬼退治の言い伝えが残る鬼城山や吉備津神社など。昔話と地域の歴史を結び付けた内容で、外国人にも分かりやすいとされた。

 このほか宇都宮市の巨大な地下採石場跡地を見学する「地下迷宮の秘密を探る旅」や、北海道中央部のアイヌ文化を伝える「カムイと共に生きる上川アイヌ」などが選ばれた。

 17年度に認定された北前船ゆかりの7道県にまたがる「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間」には、新たに富山、京都、大阪、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島の8府県の文化財が追加された。